2009年12月16日水曜日

前後左右が混乱。辞める?カミングアウト?

ポーラは現在テニスの他に、ピアノと塾(算数のみ)に通っている。でもなぜテニスばかりにフォーカスが当たるのかと言うと、ピアノと塾に関しては(どちらも正確には色々際どいが)先生との相性がとても良く、ポーラの性格をあくまで「個性」として受け取ってくれているという事と、ピアノは個人の先生、塾は一応グループだがさすがにまだ2年生で塾通いしている子は少ないのか、ポーラ入れて2人という恵まれた環境というのも幸いしているのだと思う。一番のネックになる指示行動も1対1、もしくは少人数であれば何とかワークするようだ。

テニスはそうも行かない。コーチは二人だが生徒は常時10人ほどいる上に、最初から最後まで指示行動の連続と言っても過言ではない。そして困った事に4歳児でも出来てしまう事がポーラには至難の業という事が多い。

ところでポーラは左右がきちんと理解出来ていない。位置関係で正確に分かっているのは上下くらいだと思う。洋服の前後ろは当たり前、靴の左右間違いも当たり前。今は「お箸を持つ方が右」というのがやーっと分かった感じ。でもそれも箸を持つ方が「右手」という解釈であってもっと広義での「」とは違うっぽい。即ち「右側」とか「右から何番目」とか「靴の左右」という所とは全く結びつかない。ある意味おもしろい。後は私がポーラの目の前にある紙を見ながら「あなたの目の前にある紙取って」と言えば通じるけど、「あなたのにある紙取って」と言うとあらぬ方向の前を見ては、別の紙を持って来たりする。目の前にある紙は目に入らないらしい。

洋服も当然前後ろ逆がよくよく多い。前面に柄があればさすがに大丈夫だが、逆を言えば柄が無いものは前後を全く意識せずに着た挙句、8割方前後逆という高確率。正直ここまで逆に着る確立が高いのであれば、正しく着られる方に確立も上げられるのではないかと思うのだが、出来ない。でも柄が無いものでも、タグはある。柄があるか見るのと同じにタグがあるか見る事が何故出来ないのだろう。多分柄は「見なければ」と思わなくても目に入るから気がつくが、タグはわざわざ見なければ分からないからなんだろうなぁ。「着る前に、洋服の前を下にして置いて、手から入れて着る」という事も教えてきた。被り物などは頭を通している間に前後ろが逆転しまう事もあるからだ。園時代は出来てたが今は前後ろを確認する事も、腕から通す事もしていないから、高確率になってしまうんだろうな。ま、色々理由はあるw

昨日レッスンを見ていて本当に切なくなった事件があった。コーチの指示は「輪っかまで走っていって、右足を輪っかに置いてから左足を踏み込んで、青いコーンへボールを打つ。右足、左足っていう順番で止まるんだよ」というもの。右足を置く場所にはビニールで出来た輪っかが置いてある。まっすぐ走っていて、右足の前にある輪に右足を入れて後は左足を踏み込んで打つだけ。たったこれだけの事が全く出来なかった。頭が混乱してますますおかしな動きになってしまって、もう左右どころの話じゃなくなる。「右左分からないの?」から始まって、「幼稚園の子も出来てるよ」「出来てないのはポーラだけだよ」、そして帰る前にも「ちゃんと右左分かるようにしておいて」と念押しまでされしまったorzorz

これはもうキツいなーと思った。ポーラがとても混乱しているのが手にとるように分かった。混乱するからますます分からない、おかしな動きになってしまう、ますますコーチに注意されてしまう。負のループ。涙が出そうになってしまった。家に帰って来てからも練習したけどどうしても出来ない。たまたま出来て「それそれ!」と言っても、次にはまた出来ない、もしくはロボットのような動き。てか、頭が混乱している状態でやってもムリだからまた別の日にやろう、と言っても、「はずかしいもん・・・。ポーラ出来るもん」と言って練習していた。まぁそうだよね。4歳の子にも「ポーラ出来ないのー?」と言われちゃったし;;

これはもう、テニスを辞めさせるか、コーチにカミングアウした方がいいなと思った。今回のような状況は決していい方向には行かないし、上のクラスに上がれば上がる程指導はキツくなるし「アレ」「ソレ」も多くなるだろうし、ポーラのペースでと思っても「出来ない子」という風に思われておしまいな気がした。

そして色々考えた。(次回へ続く

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