何故情緒不安定だったのか理由は分かったけれど、さて、どうしたものか。ポーラは私に理由を説明した事でスッキリというか、ある意味吹っ切れた?のか、熱を出した翌日から不安を全面に出してくるようになった。学校ではそういう素振りは全く無いという事だけど、家に帰って来るとフとした合間にすぐにグズグズシクシクが始まる。そしてそれは1度始まるともう夜寝るまでおさまらない。DSしてたりTV観てたりしている時はいいのだけど、ただ遊んでいるだけでもダメ・・・これはもう、親の方が参る。
ネットの某所で相談してみたら、ポーラと同じような体験をした人が結構多いらしい事が分かった。その内の一人の方が「絶対的恐怖感」という言葉を使っていたけど、正にそんな感じ!
「どうやったら考えるのを止められるの?」「どうやったら忘れられるの?」
追い払っても追い払っても逃れる事の出来ない恐怖というか。死の恐怖に加えて、「逃れる事が出来ない」という事もポーラを追い詰めているように見える。でも特効薬みたいなものがある訳ではなく、みんな一様に「時間が立ったら忘れてた・考えなくなっていた」と言っていた。ただ、その「時間」も、人によって感覚は様々で、一週間の人もいれば数カ月の人もいた。数カ月・・・・・orz
冬休み間中、ポーラの「音出し系」で参っていた私だけど最近はそれも懐かしい。今のポーラはドヨーンと生気の無い顔をしている。しょっちゅうシクシクしていて、かつこの季節の乾燥も重なって目の下がガサガサに荒れてしまっているorz 元々すぐにクマ持ちになってしまう体質もあって、何て言うか、寝不足?みたいに見えるかなぁ。こんな状態が数カ月も続いたら本人も親もかなり参ってしまう・・・
フと、こども電話相談を思い出した私。そう言えば学校で何回か貰って来てるじゃない。ポーラもノリ気というか、そうだ、電話してみよう!という気になっている。親が言うより他人が言った方がスンナリ入るかもしれない!という訳で善は急げで電話をしてみた。
女性の方が出た。ポーラはもうこの時点でシクシクしていてとても落ち着いて電話は出来そうもなかったので私が最初に話す事にする。カクカクシカジカで子供がかなり参っている。親が聞くだけではとても間に合わないので話を聞いてあげて欲しいと言ってみたところ、快くポーラの話を聞いてくれるとお返事を頂いたのでポーラに話てみるか聞いたら「話てみる」というので電話を変わり、10分位話しただろうか。
「分かりました。ありがとうございました。」と言って私に受話器を渡す。「死ぬ事も怖いけれど、それを考えてしまう事もかなりプレッシャーになっている感じですねぇ」と言われた。本当にそうなんです。
考える事をやめればいいというシンプルな事が出来れば事は簡単なのだけれど、そうも行かないからこじれている。だからどうやったら考えないで済むのか、という事ではなく、一日一日を楽しく過ごそう、考えてしまった時は泣いても全く構わない。考える事に罪悪感を感じないようにさせてみては、というアドバイスを親子で貰った感じ。
考える事を止めるのは難しいと思う。「考えるのやめなさい」と言ったら余計に「考えたくないのに考えちゃう、どうしよう」というループにはまりこんでしまう。どうしようなんて思わなくていい。考えてしまう時は飽きるまで考えてみよう。考えるのを止めようと思わなくていい、止めようと思えば思う程辛くなるんだから。考える事は決して悪い事なんかではないのだから、考えてしまう気持ちと折り合いを付けていこう。
そんな話をポーラとした。後は色々な人に聞いてみて、こういう事を考えるのは特別なことではないこと、みんな気が付いたら考えるのをきっと止めてると思うからポーラもその内気が付いたら考えずに済んでる日が来ると思う。
母は切にそう願うのであった。