2010年1月9日土曜日

算数の事

今日は父子で園時代のおやじの会新年会でブタの丸焼き(!)を食べてくるという事で母はまったり。

今朝ポーラは冬季講習総仕上げの算国テストを受けに塾に行きました。ポーラが通ってるのは個別指導とグループ両方やっている所。普段は算数だけグループで受けてるけど、ポーラの大の苦手である図形と時間があったのでここでがっつり見て貰おうという事で冬季講習は算数は個別にして貰いました。後は国語も一応取ってこちらはグループ。

ポーラの算数の先生は30代女性の先生。お子さんもいらっしゃるらしい。この先生が本当に大当たりで、褒めて褒めて褒め殺しか!という位褒めて伸ばしてくれる先生。塾は隣駅だけど、実は徒歩5分位の所にもあってこちらに移籍したかったのだけど(入塾した時にはまだ近くが無かった)、あまりに先生がポーラに合っているため移れずじまいという程だ。

2年生から塾・・・結構悩んだ。ただ悩んでた頃は家で付きっきりで宿題を教えなければならず、しかもほとんど学校の授業を理解していなくて一から教えなければならない。かと言ってドリルを買ってもやる訳もなく無理矢理やらせても理解しない。宿題にせよ自宅学習にせよかなり熱いバトルが繰り広げられていた2年前期。親子関係に亀裂が入りかねない状態でこれだけ教えていてもテストは60点取れればいい方で大体4-50点。2年生前期でこの点数。そして親子関係を考えて塾にお願いする事にしたのだ。

WISCの算数の数値は9だから普通。計算はまだ指を使っている事が気になるけど3桁同士の筆算も出来るしこと計算に関しては特に教え込んだ覚えはない。九九もマスターするのに4ヶ月掛かったものの一度100%覚えたら忘れない特性も活かされて今や完璧。ただ、数の概念(大きい数)や図形が致命的に出来ない。

一度100%覚えたら忘れない特性」がある意味良くない方に動いてるのかなぁと思うのが、大きい数の操作。例えば、1000-300とか100-70というのは分かったけど、これが150-70とかだともう筆算しないと分からない。小さい数にして操作するという概念がなく、「ともかく計算」というパターンが組み込まれてしまい、「15-7にしてその答えに0を付ければいい」と何回教えても出来ない。お金を使いながら教えれば分かるものの、お金が目の前にないとまた筆算・・・お買い物ごっこをしても、35円のお菓子に100円出して「お釣り下さい」と言うと「筆算しないと分からない」・・・だから「650は10が幾つあるか(逆の10が65で幾つかも同様)」という概念の問題になるともう分からない。

図形に関しては、WISC結果通り。積木模様は5か4?だったか?三角形四角形の区別は付く。が、直角三角形とふつうの三角形の区別が付かない(直角を判別出来ない)、線が引けない、定規が使えない(だから直角かどうか調べる事も出来ない)。積み木が積み重なったものを数えるのも無理。なのに展開図は得意という謎(笑)。

WISC結果が出た時に、「WISC‐3アセスメント事例集―理論と実際」という本を買ったのだけど、この事例集の中に図形が弱い子の事例が3つ載っていた。中に小4のお子さん(LD判定)の事例があって「台形を長方形と認識」「作図の方法が覚えられない」「頂点の数を数え損なう」・・・2年後のポーラの姿?そして「こういう事を理解しないで指導を行うのは、無理を強いて習得に逆効果になる」とも・・・対応策は、他のアセスメントとの絡みもあってポーラにマッチする感じではないのが残念。

図形に関しては少しでも拒否感と自己否定感が少なればそれでいい。だから出来なくて当たり前、線が引けるようになったり、定規が使えるようになればいいなぁというレベルが今回の冬季講習。塾にはカミングアウトしてないので先生にはナイショだけど(笑)。個別だからきめ細かに対応して貰って、線がまっすぐ引けるようになって、定規はまだ怪しいけどとりあえず直角かどうか調べる事は出来るようになった!素晴らしい!親が何ヶ月も掛けて教えても習得出来なかったのに(涙)。そして褒めて褒めての先生だから、「図形=ともかく苦手」というすでに出来上がっているポーラの意識が少し和らいだように感じた。先生に足向けて寝られない。

塾でも集中力の無さはずっと指摘されている。実はこの冬季講習も塾側から提案されたもの。ポーラにはやっぱりグループは厳しいのかもしれない。個別で教えて頂いてそれを実感。でも個別はグループの金額の約4倍!それなら家庭教師頼めるし!状態。算数だけでも学校の通級を利用出来ればいいのだけど・・・オットが反対。どうしたものか。

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